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■食育の目標

生きる力を育むこと

食べることは、体、心、知能とつながっている

「食育」という言葉が、盛んに使われるようになりました。食育は、食べ方や栄養の教育と受けとめられがちですが、それだけではなく、もっと大きな意味を含んでいます。それは、「食を通して人間として生きる力を育む」ということです。

食べるという行為は、生きるための基本的な営みです。毎日口にする食べ物が私たちの体を作り、成長させ、活動源となり、病気に抵抗する力も生み出します。しかし食べるものだけに「考えて食べる」ことが必要になります。

もうひとつ忘れてならないのは。食が心や知能も形成することです。家族などだれかのために食事を作り、ともに味わう、というくり返しの中で、心の絆が生まれ、それを通して子供は心を安定させ、成長していきます。また、人としてのマナーや文化を身につけ、考える力などを身に付けていきます。

食べ物があふれている今だから必要な教育

ひと昔前まで、子供たちが家族とともに囲む食卓は、そうしたことを学ぶ場として機能していました。生活の場の周辺には田畑や家畜小屋や漁場が多くあり、命ある食材の姿を通して、人間を考え、自分の存在を考える機会を得ていました。

しかし、ここ半世紀の間に食の世界は大きく変わり、調理加工された食べ物がいつでも手に入るようになり、家族そろって手づくり料理を囲む機会も減ってきています。
と同時に、食べ物や人への感謝の気持ち、食文化やマナーの伝承もうすれ、食べることが生きるための基盤であることさえ、忘れられかけています。そして、子供の肥満や生活習慣病が増え、心の安定を欠く子も少なくありません。

そのような時代だからこそ、幼児期からの適切な食育が重要なのです。 小さいころからきちんと「食」の意味を伝えていくことは、子どもの未来、命の尊厳に対する、大人の責任ともいえるでしょう。

「子どもの食をめぐる現状と課題」財団法人こども未来財団のHPより

自分にとって望ましい食事の選択が自らできるようになる。調理を通じて生命の重さとふしぎを知る。食を科学的に探求し、考える力を身につける。人間として愛や信頼感を育む。食べたいもの好きなものが増える子ども。お腹のすくリズムが持てるこども。考える力が持てる子供。一緒に食べたい人がいる子ども。食事作りや準備に積極的に関わる子供。食べ物を話題にするこども。おいしく、楽しく、ヘルシーに食べる子どもに。

ワクワクする食体験を重ねながら、おいしく、楽しく、ヘルシーに食べる子どもに成長していく、それが私たちの願いであり、目標でもあります。

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